2020年7月度の安全教育を7月27日砕石・リサイクル部、ダンプ・トレーラ運転手、生コン工場、生コン車運転手に対し実施しました。
安全教育実施前に、平成28年8月24日事故被災者に対し黙祷を捧げ、改めて法令違反による悲惨な事故を起こさないことを全出席者で誓いました。
【教育内容】
1.新型コロナウイルス感染が収束すること無く、筑豊地区など身近で発生しているので、今まで以上にマスクの着用は勿論のこと、消毒液の使用、不要不急の外出を控え、一人一人が防御する。本社に温度測定顔認証システム機を導入したので、社員は朝出勤時全員検査すること。
2.前回ミーティング時より本日までの事故事例3件を紹介し、出席者全員で事故防止について討議した。
- 本社場内で洗車作業の為、後進時、生コン車車輌のシュートの格納不良の為、シュートが壁に接触。一つ一つの作業終了時、装具が収まっていることを目視で確認。
- 箱崎工場でプラント生コンホッパーに進入するとき、先に積込み作業を行っている生コン車に接触。工場内徐行運転中も左右前方後方を警戒し、安全運転に努めること。
- 走行中、石の跳ね上げにより車輌が損傷。出発時は車周囲を一周し、車輌を点検し運転席に乗り込み出発すること。
3.ヒヤリハットの事例
- 本社給油所から後進時、喫煙。
- 本社から出発時、会社前道路を運転中に地図を閲覧。
- 高校生が自転車運転中、見通しの悪い交差点付近で携帯電話操作。
以上の事例を紹介し、運転中は数秒の空白時間で重大な事故が発生するので、喫煙・地図の閲覧・携帯電話の操作等は必ず車輌を停止し行うこと。
4.運転手に係る労災事故について
過去の災害事故より運転手に係る事例を紹介した。
- 運転席より乗り降り時ステップからの転落で足首の捻挫・骨折。
- 現場内・本社場内で数センチ程度のくぼみに足をとられての骨折。
- 作業中、ヘルメット未装着による車輌整備中の負傷。
- 手袋未着用による手指の切創。車輌に乗り降り時は手すり・ステップを保持し、三点指示で低い段差といえども飛び降りなどをしないこと。また、作業時は安全靴を着用し、保護帽・手袋等を確実に装着すること。
5.建設現場に於いて他社の軽車輌がギアニュートラル・サイドブレーキ無施錠・歯止め無し・緩やかな勾配坂を自走し、現場事務所に衝突した事故を紹介し、短時間停車でも歯止めの着用、サイドブレーキを施錠することを指導した。
6.前回ミーティング時より昨日までのドライブレコーダーによる速度超過及び急減速回数を検証した。速度超過が疑われる運転手4名急減速回数が多発の運転手1名に対し指導した。