2023年9月度の安全教育を9月20日 生コン工場、9月29日 砕石リサイクル部に対し実施しました。教育前に、平成28年8月24日 事故で亡くなられた被災者の方を悼み黙祷を捧げ、二度とあのような痛ましい事故を起こさないよう出席者全員で誓いました。
【教育内容】
1.車輌事故について
生コン車関係で事故が4件、砕石リサイクル部で事故が1件発生している。
生コン車関係では、現場で後進中、現場内手すりにバンパー接触。また、本社場内にて計量機にバンパー接触。作業手順不良により車輌損傷。残り1件は走行中ドラム内のハツリが悪く、生コン欠片が落下し、後方車のバンパー接触。砕石リサイクル部事故として、本社場内にて運転不良により残コンの山にバンパー接触。
生コン車事故及び砕石リサイクル部事故とも相も変わらず慎重に運転すれば防げえる軽微な事故なので、再度、現場の状況をよく注意確認し、事故を防ぐこと。
2.同業他社の生コンクリート車による自転車との接触により自転車運転手の死亡事故について
9月8日 福岡市内にて、同業他社の生コンクリート車が右折中横断歩道を横断していた自転車と接触事故を起こし、自転車運転手が死亡するという事故が発生している。交差点内で右折・左折する場合は一時停止し、横断する歩行者をよく視認・確認し、歩行者保護に努めること。また、自転車は脇道・交差点・横断歩道等で予期せぬ運転で車輌に接近する場合があり、運転中は歩行者はもとより、自転車・オートバイ等の軽車輌には細心の注意を払い、事故を防止し、安全運転を励行すること。
3.同業他社による九州自動車道路上での車輌横転事故について
9月14日 九州自動車道鞍手インター付近で、同業他社の生コンクリート車が横転し、積み荷の生コンを道路上に散乱させ、長時間にわたり九州自動車道が通行止めとなる事態が発生した。横転事故を起こした生コンクリート車の運転手の話として「追い越し車線を走っていた時、第一車線を走っていたトラックが車線変更してきたことに驚いて、ハンドル操作を誤った」という供述をしています。対策・予防として、一般道はもとより、高速道路通行時等 運転中は余裕を持ち、他車輌の動きに十分注意し、予測運転を心掛け、事故を回避すること。
上記2件とも、他山の石とし、対岸の火事とせず、いつ何時 事故が自分の身に起こらないように、車輌運転中は細心の注意を持ち運転すること。
4.デジタルタコグラフによる速度違反が疑われる運転手3名、また、急減速回数が多発している運転手1名に対し個別に注意指導した。