2023年11月度の安全教育を11月24日 生コン工場、11月27日 砕石リサイクル部に対し実施しました。教育前に、平成28年8月24日 事故で亡くなられた被災者の方を悼み黙祷を捧げ、二度とあのような痛ましい事故を起こさないよう出席者全員で誓いました。
【教育内容】
1.健康管理について
今年はエルニーニョ現象により、11月になっても暖かい陽気が続き、季節を感じさせない天気が続いていたが、いきなりこの時期らしく冷え込む日もあり、不安定な気温が続き、体調管理が難しく、インフルエンザ・新型コロナウイルスの感染、また、夏場に子供を主体として感染していたプール熱が冬場の今の時期に流行し、大人も感染リスクがあるので、健康管理に気を付け必要に応じてワクチン接種を受けるなどし、業務に支障のないようにお互い気を付けること。
2.車輌事故について
生コン車関係で事故が4件、砕石リサイクル関係で2件の事故が発生している。
生コン車事故4件のうち2件は現場内でポンプ車につける時、現場内 長椅子に接触。また、立木にミラーが接触するという事故発生。現場内は全般的に狭小であり、運転操作が難しいと思われるが、現場状況をよく目視・確認し、必要に応じ車から降り、自車の周囲を確認して事故を防ぐこと。3件目は、麻生セメント田川工場内 積込場に進入中、左に設置しているポールに左側フェンダー接触。4件目は、本社場内にて朝始業時、横に駐車している生コン車輌のアンダーミラーに接触。3件目・4件目とも上記事故と同じく周囲の状況を良く確かめ、焦ることなく運転すれば防げえる事故なので、今後 同種事故の無いようにお互い気を付けること。
砕石リサイクル部事故は、トラクター荷台にバックホーで汚泥積込時、操作不良により荷台にキャタピラーが接触。2件目は、砕石の山をホイルローダーで地ならし作業中、コンクリートブロックに接触・落下させ、下方に停車中の生コン車輌にコンクリートブロックが接触。バンパーとフェンダーが破損するという事故が起きる。重機による事故は重大災害に繋がるので、運転操作の基本に戻り、軽微な事故とはいえ発生させないこと。
3.事故を発生させない予防運転を心掛けるように注意指導した。
運転中は交差点・曲がり角などで“何も来ないだろう”という思い込みで運転するのではなく、“何か来るかもしれない”と危険を予測して“かもしれない”運転を実践し、必要に応じクラクションを鳴らす、また、徐行運転を励行し、全社員あげて事故ゼロを目指すこと。
4.生コン工場長から自身のヒヤリハットについて報告があり、また、社長が福岡市街地で一般車輌よりあおり運転につながりかねない事象があったことについて報告説明があり、出席者全員に注意喚起した。
5.デジタルタコグラフによる速度違反が疑われる運転手5名、また、急減速回数が多発している運転手2名に対し個別に注意指導した。