2024年2月度の安全教育を2月23日 砕石リサイクル部、2月24日 生コン工場に対し実施しました。教育前に、平成28年8月24日 事故で亡くなられた被災者の方を悼み黙祷を捧げ、二度とあのような痛ましい事故を起こさないよう出席者全員で誓いました。
まず初めに社長より話がありました。
~ 社 長 の 話 ~
今期の冬は、エルニーニョ現象により、例年に比べ雪の降る日も少なく、暖かい日々が続き、季節を先取りしたように菜種梅雨のような雨が降り、天候不順の日が多くなっています。今年は先月のミーティングで話したように、年明けから能登半島地震、羽田空港での旅客機の事故および北九州市小倉での大火災と事故事件が続き、空模様と同じく落ち着かないような日々が続いていると思います。
前回ミーティングで“今年は事故を1件でも減らし、事故ゼロを目指そう”と皆さんと誓いましたが、残念ながら今月は7件の事故が発生しております。今回も事故の内容等について紹介し、事故原因を討議しますので、同種事故を起こさないようにミーティングに臨まれるようにとの指示がありました。
●車輌事故について
砕石リサイクル部で4件の事故、生コン車関係で3件の事故が発生しています。砕石リサイクル部では、重機による接触事故が2件発生。
1件目は、重機作業中にバック時、タイヤがスリップしてタイヤショベルの搭乗用手摺が壁に接触破損。2件目として、箱崎工場内洗い場で作業中、バケットのエッジが配管に接触。重機による事故は、軽い接触でも重大な事故を引き起こす可能性があるので、慎重な操作で作業にあたること。
3件目として、ダンプ走行中、対向車に積み荷の砕石が落下し、相手車輌のボディーが破損するという事故が発生している。積み荷を積載時は、積み荷の状況をよく確認し、走行中に振動等で砕石等が落下・飛散しないようにすること。4件目として、始業点検時には確認したが、夕方給油時、ラジエーターキャップが無いのに気付くという紛失事故がある。点検時は、必ず蓋の閉まり具合・緩み等を手で触り、紛失等の無いように気を付けること。
生コン車関係で3件の事故。1件目は、現場に走行中、運転不良により電柱に左側サイドミラーを接触させるという事故が発生。配車係には「走行中自然に外れた」と虚偽の報告をするという不誠実な対応をする。事故を起こした時は、必ず正直に報告し、自分自身でよく反省し、今後の業務にあたること。2件目として、箱崎工場内で後進中、一輪車にリアバンパー接触事故が発生。毎回バック中の事故が起きているが、根絶するには、バックモニターで確認するのはもとより、後方の状況が分からない時は必ず車から降り、目視して運転すること。3件目として、水ポンプタンク内の水抜きを忘れ、凍結により水ポンプ破損。初めに話したように、今年は暖冬が続いているが、夜間は例年通り冷え込む日が多いので、帰庫した時は必ず水抜きを忘れることなく行うこと。
以上の事故の詳細を説明し、事故原因を出席者全員で討議し、同種事故の再発防止を誓いました。
●デジタルタコグラフによる速度違反が疑われる運転手2名、また、急減速回数が多発している運転手1名に対し個別に注意指導した。