2024年3月度の安全教育を3月25日 砕石リサイクル部、3月26日 生コン工場に対し実施しました。教育前に、平成28年8月24日 事故で亡くなられた被災者の方を悼み黙祷を捧げ、二度とあのような痛ましい事故を起こさないよう出席者全員で誓いました。
まず初めに社長より話がありました。
~社長の話~
3月も下旬となり、昼間は春先の陽気に包まれ、暖かな日が続くようになったが、朝夕はまだまだ冷え込む日も多く、体調管理に気を付けたい。
今年も例年通り桜の季節を迎えたが、「日の下に新しきものなし」という言葉があります。桜も昨年咲き、また今年も咲き誇ります。
人が行っている事も必ず過去において誰かが行った事です。
歴史は繰り返します。交通事故も前例のない事故はありません。
今回も生コン車関係で8件の事故が発生していますが、同僚運転手が起こした事故は必ず皆さんも起こす可能性があるので、今から事故事例を紹介していくので、自分の事故と思い反省し、それぞれ自分自身に置き換えて、明日からの運転に臨むように、との訓示がありました。
- 車輌事故について
生コン車関係で8件の事故が発生。8件のうち、5件がバック中の事故。
1件は本社場内にてバック運転中、後方確認の為 運転席側ドアを開けて
運転し、側壁にドア接触。2件目は現場内でバック中、足場に左サイドミラー接触。3件目として、やはり現場でバック運転中、前部バンパーをブロックに接触。また、4件目はポンプ車にバックでつける時、ラジオをかけたまま後方もよく確認せず、運転不良によりポンプ車に接触。5件目として、やはりポンプ車にバックでつける時、注意不足により電柱に設置してある標識にバイザー接触。同種事故は、同じ現場で 昨年の12月2日、同じ状況で同じ電柱の標識に接触事故発生。過去の教訓が何も生かされていない。
6件目として、現場へ入る進入路の上り坂を走行中、運転不良により擁壁と足場に接触。7件目は、現場内で停車時、助手席側から運転席へ歩行時、自分の頭を助手席側ミラーに接触。また、会社への報告も遅れる。
8件目として、前回ミーティング時にも注意したが、車輌の作動油キャップを紛失。紛失時期は不明。毎日、日常点検時に車輌の付属機器なども必ず点検すること。
●昨年(2023年)1年間の全国死亡事故発生の一位を占める原因は漫然運転です。漫然運転とは、運転以外のことを考えたり、頭がぼーっとしたりするなど、集中力や注意力が低い状態で運転することです。前は見えているもののぼんやりしているので道路上の危険予知や的確な判断操作が正常に出来ないことです。運転中は緊張感を持ち、交通状況・道路状況等を見極めながら安全運転を行ってください。運転中にラジオを聞くとか、携帯電話で通話しながら運転するなどもってのほかの行為なので、厳に慎むこと。
●同業他社の労災事故について
●車輌整備・点検について
●デジタルタコグラフによる速度違反が疑われる者 生コン運転手1名、砕石リサイクル部1名、合計2名、また、急減速回数が多発している者 生コン運転手1名に対し個別に注意指導した。