2024年5月度の安全教育を5月20日 生コン工場、5月21日 砕石リサイクル部に対し実施しました。教育前に、平成28年8月24日 事故で亡くなられた被災者の方を悼み黙祷を捧げ、二度とあのような痛ましい事故を起こさないよう出席者全員で誓いました。
まず初めに社長より話がありました。
~社長の話~
風薫る爽やかな時期になり、4月入学時の新一年生を朝通学時、黄色いランドセルで見かけるようになりました。先日、テレビニュースで新一年生を対象にした交通安全教室の様子が放映されていましたが、横断歩道の歩行者青信号を確かめ、左右をよく見て、手を挙げて渡るように警察の方よりの指導を受け、元気に渡る姿にテレビを見ていて微笑ましくなりましたが、全国各地で横断歩道時の人身事故が絶えません。
5月16日 北海道札幌市において、横断歩道を渡っていた小学生がワゴン車にはねられ死亡するという痛ましい事故が発生しました。ワゴン車の運転手は「ちゃんと信号を確認していないばかりに、相手の小学生をはねてしまったことに間違いありません」と容疑を認めています。
子供たちは教えられた通り交通ルールを守っているのに、私たち運転手がルールを守らなければ、子供のいたいけな交通ルールを守ろうという意識を根底からくつがえすような行為であり、決して許されることではありません。
常日頃から皆さんに指導しているように、横断歩道付近では必ず徐行し、横断者がいる場合は必ず停車するのはもとより、交通法規を厳守し、“痛ましい事故を絶対に自分は起こさない”という意識を持ち、安全運転に徹して下さい。
●車輌事故について
砕石リサイクル部で1件、生コン工場で5件の事故が発生。6件とも過去において全て発生している類似の事故です。
砕石リサイクル部の事故は、走行中 下りカーブにおいて運転不良によりトラクターヘッド助手席側フェンダーと台車シャーシが接触。フェンダー破損。
生コン工場の1件目は、前日帰庫時、回送車台車の前に駐車し、翌日朝 前方に柵があるのを忘れ前進し、柵の足場とドラム缶に接触するが報告なし。
2件目は、現場配達後、T字交差点を左折すべきところを携帯電話で通話中のためか右折し、電柱に右側フェンダー接触。
3件目は、点検不良によりバッテリーターミナルが溶けてエンジンストップ。生コン4.00㎥持ち帰り。
4件目は、走行中 対向車と離合中、左の街路樹に左ミラー接触。
5件目は、現場内で運転不良により民家雨どいに接触、破損。
6件の内、3件は運転不良による事故。4件目は、始業時 車輌周囲不確認による事故。5件目は携帯電話通話により注意散漫により接触事故。
運転中はBluetooth使用とはいえ、携帯電話通話をしないこと。
残り1件は点検整備不良により車輌事故。それぞれの事故の反省および検討内容を踏まえて事故ゼロを目指すこと。
●デジタルタコグラフによる速度違反が疑われる運転手1名、および急減速回数多発者2名に対し個別に指導した。