2024年9月度の安全教育を9月21日生コン工場、 9月24日砕石リサイクル部に対し実施しました。教育前に、平成28年8月24日 事故で亡くなられた被災者の方を悼み黙祷を捧げ、二度とあのような痛ましい事故を起こさないよう出席者全員で誓いました。
まず初めに社長より話がありました。
今年は9月も中旬を過ぎ、10月を目の前にし、例年では「朝晩涼しくなりましたね」という会話を交わす時期ですが、異常に高気温の日々が続き、体調的にも熟睡できず、昼間の作業中も酷暑の中で厳しい環境におかれ、熱中症にかかる一歩手前の状況で大変だと思います。
しかし、作業時および運転業務においては、基本に戻り、安全運転を厳守されてください。今回も携帯電話使用による事故、後進中の不確認による事故と、あまりにも過去のミーティング時の指示・指導を無視した行為による事故が続いています。本日の各担当者からによる指示・指導事項をよく聞き、各自明日からの安全運転を厳守されてください。
- 車輌事故について
生コン工場で2件、砕石リサイクル部で3件の事故が発生しています。
生コン工場の事故2件ともに後進中の接触事故です。1件は本社場内洗い場にてバック時、コンクリートにバンパー接触。2件目は、現場内にバックで進入時、切り返し運転時、進入路中央のマンホールの蓋とマンホール破損。何度も繰り返しますが、バック時はバックモニター等で後方状況を確認するか、バックモニターが無い車輌の場合は必ず降車し、自分の目でよく確認してからその後の作業に臨んでください。
砕石リサイクル部で3件の事故発生。1件目は、重大事故に繋がりかねない危険極まる事故が発生しています。本社出発時、運転しながらヘルメットを脱ぎ、後方を振り向き前方から目が離れ、近隣の鉄工所の門型クレーンの柱に正面衝突。幸いにして、歩行者もいなく、近隣の鉄工所の社員もいなかったので大事には至らなく、車輌事故で終わっていますが、車輌は大破しています。ほんの短い時間ならよそ見をしても大丈夫とか思うことなく、運転中は絶対にわき見をすることなく、運転に集中されてください。
2件目は前記事故と同じ運転手が現場にバックで進入時、ブロックにバンパーと左ドア接触。報告せず事故を隠そうとし、バンパーを元に戻そうとする。
2回目同じ現場に再度行き、現場出発時、ごみ集積場の建物に右ミラーとコボレーンのモニター接触。運転しながらラジオ聴取、2回目の事故も報告せず。
3件目として、ダンプアップ中、ピンの抜き忘れによりピン受け破損。運転しながら携帯電話通話中による作業という過去のミーティング指導が何ら生かされていないという嘆かわしい事故です。各個人、事故防止に真剣に取り組み、過去の事故の発生原因を教訓として安全運転・事故防止に努めて下さい。
- デジタルタコグラフによる速度違反が疑われる者2名、急減速回数多発者2名に対し注意し、今後の安全運転に取り組みように指導しました。