2024年10月度の安全教育を10月21日生コン工場、 10月28日砕石リサイクル部に対し実施しました。教育前に、平成28年8月24日 事故で亡くなられた被災者の方を悼み黙祷を捧げ、二度とあのような痛ましい事故を起こさないよう出席者全員で誓いました。
まず初めに社長より話がありました。
今年は10月下旬になっても夏日があり、いつになく暑い夏の時期が収まる気配をみせていないが、11月からは気象庁予報では、冬型の季節配置になる予報が出ています。今年も2ヶ月少々で、新年を迎える時期になりました。
事故発生件数を昨年同期(2023年1月~2023年10月)と本日時点の発生件数と比較すると、
生コン車関係の事故が、昨年発生件数 42件、今年、本日集計の時点で件数 41件。砕石リサイクル部車輌事故、昨年発生件数 11件、今年の本日集計時発生件数 9件。重機発生件数、昨年 4件、今年、本日集計時 7件となっております。
月1回 開会している安全ミーティングの効果があるのか、いささか、疑心暗鬼に陥ります。出席者一人一人がもっと真摯に担当者からの注意指示を受けとめて、残り2ヶ月少々で昨年同期より少しでも事故件数が減少するようにお互い努力してください。
- 車輌事故について
生コン工場関係で5件、砕石リサイクル部で3件の事故が発生しています。
生コン車事故 1件目は、現場進入時、右側が崖のため、右側に意識が集中してしまい、左下ブロックにサイドガードとタイヤホイール接触。
2件目は、本社場内で駐車時、バックで方向転換時、ブロックに左後バンパー接触。2件とも、片側に意識が集中してしまい、接触事故を発生させている。車輌運転時は、前後左右を絶えず確認し、運転すること。
3件目として、現場にバックで進入時、右後輪タイヤを地面に埋もらせる。
現場地面が軟弱だったためと思われるが、必ず現場状況を良く確かめること。
4件目は、セメント積込後、タンクの蓋の締め方が悪く、蓋が開いて、蓋の根元損傷。当該作業員は過去にも同じ事故を起こしており、教訓がなにも生かせていないと思われる。5件目は、本社場内でリサイクル場内トラックと接触。
砕石リサイクル部で3件の事故発生。1件は、上記事故と同じく、生コン車が左側からの進入に気付かず、生コン車に接触、窓ガラスが破損するという事故。
2件目は、本社場内でホイルローダーが清涼飲料水配達車輌と接触事故。ホイルローダー運転手はバックモニターを確認せず後進し、また、清涼飲料水配達車輌もクラクションを鳴らさず、後方をすり抜けようとしたためと思われる事故。
上記2件とも、後方・周囲を確認せず、お互いにクラクションを鳴らすでもなく、お互いに「相手が止まるだろう」、「相手が減速するだろう」の
「だろう運転」で漫然運転をしたためと思われる。必ず、バックモニター・警笛およびアイコンタクトなどで、周囲の状況をよく確認し、この種の事故を防ぐこと。
リサイクル部事故 3件目は、本社修理工場前に停車時、運転不良によりテストピースにテールランプ接触。重機事故では、軽い接触とは言え、重大な人身事故に繋がるので、慎重な運転が望まれる。
- デジタルタコグラフによる速度違反が疑われる者1名、急減速回数多発者1名に対し注意し、今後の安全運転に取り組むように指導しました。